Addressables をビルドしていたら、(いつものように)いつのまにかこんなエラーが。
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いつのまにか、なので発生しない人も多いと思います。
数万アセットを Addressables 化し、Addressables Analyzer も使ってあれこれしてた自分が悪いんでしょう……。
また、これはエラーですが、出るからといってビルドに失敗するわけでもありません。
結果私は無視してるんですが、一応対処法を備忘録的に残しておきます。
犯人は Addressables Report(らしい)
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Unity2022 ではビルド時にこのレポートを表示する? と聞かれるので使い始めている人も多いんじゃないでしょうか。
重複アセットを検出してくれるので、アセットの整理に重宝します。
こいつを試しにオフにしてみます。Preference > Addressables > Debug Report
のチェックを外すことで可能です。
その状態でビルドしたところ、エラーは出力されなくなりました。
もう少し Addressables Report について調べる
このレポート、ビルドする度にどんどんログがたまっていくんですよね。
こいつがなんらかのタイミングで読み込めないものがある、そういう問題かと考えました。
Library/com.unity.addressables を消す
Addressables が吐き出すファイルはこちらにキャッシュされます。
Addressables Report が参照する BuildReports という情報もこちらにあるようです。
じゃあ、このキャッシュ全部消してみるか(乱暴)。というわけで、プロジェクトを閉じ > キャッシュファイルを(エクスプローラーで)全部消し > プロジェクト再オープン > ビルド してみます。
するとエラーはなくなりましたが、Addressables Report の方が……。
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どうやら Library/com.unity.addressables 以外に情報を持っているようです……。
全てのキャッシュを消す
さらに力任せ、Library/ Logs/ obj/ Temp/
という unity editor によって作られたキャッシュを全て消します。
数万ファイルのアセットがあるプロジェクト、再起動に物凄く時間がかかるけどキニシナイ。
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そして数時間後……
Addressables Report はスッキリしましたが、結局エラーが……。
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ここまで来るとおそらく Addressables いちから作り直すしかなさそうですが、今回のアセット数は膨大すぎて、手間がかかるのでここまでに。
海外の情報も見たのですが、質問が放置されてたり、別の理由だったりで該当するものが見つかりませんでした。
結論
ニッチな状況だとは思いますが、うざかったらレポートをオフにしよう! 害は今のところないよ!
と、いうことで。