ゲーム内容は元をリスペクトしつつも、「問題を解く」というだいぶ別の方向性が見えてきました。
ただ、キャラクターがそのままではリスペクトではなくパクr…。
そんなわけでキャラクターをどう一新させるか、色々考えておりました。
現在は、完全に違う新キャラクターになりました!
新キャラクター、お友達に無理いって書いてもらってます。
にくらしい表情がなんとも言えずお気に入りです。
元祖キャラクターは足や手の移動・回転アニメーションで体裁を整えていたのですが、新キャラクターは絵のフェードON・OFFになっています。
このため、アニメーションコードは別物に。ただし、呼び出し側はそのままにしたいので、インターフェイスを使って共通化。
public enum ePlayerMotion { Init, Stand, Away, Default, LLegUp, LLegUpRev, Damage, Attack, Show, HeadShake, HeadDamage, StandFlash, AwayFlash, } public interface IPlayerMotion { void SetPlayer(int no, TextMeshProUGUI _debugText = null); void SetAnswerDisp(out AnswerDisp disp); void ResetMotion(); void SetMotion(ePlayerMotion motion, float speed = 1.0f/6.0f); void Destroy(); }
クラスの継承でもいいかもしれませんが、「どのクラスにこの処理を置くべきか」を見通しの立たないうちから上手くやっておかないと(=上手くできない)必ず後悔するスパゲッティクラス(=ほぼ常に後悔)になるので、苦手です。
モチベーションがあがる
新キャラクターを入れたことで「ちゃんと完成させねば」という意欲がわき始めました。
(最初は適当に昔のっぽいの作ったら終わらせようと思っていた)
やはり絵の力は偉大だな、と改めて思います。
きちんとしたゲームにするために、メニューやゲーム終了画面、音を一新するなど様々な部分を作ったのですが、今回はちょっと地味、でもクオリティに左右する変更を解説します。
以下の2枚、違いがわかるでしょうか?
・枠がついている。その枠に合わせてうっすらと影が落ちている
・よくみると、画面全体に丸い粒々のようなものが見える
近年のゲームの映像
近年CGはどんどんクリアな映像になってきましたが、それゆえ「くっきりしすぎる」傾向があり、かえって物足りない…と思うことがあります(贅沢ですが)。
例えば PS2 ゲーム「零」の導入部分、兄をプレイしている時のあの白黒とノイズまじりの映像はとても恐怖でしたが、本編の妹編になると急にすっきりしたクリアな画像になり、恐怖心が消えたことを思い出します。
私が昔遊びで作ったドラクエ最初の町。
ゲーム発売当時はこんなボヤけたテレビ映像でしたが、今の綺麗な映像にくらべて、立体感が増している気がします。
テレビの発色の安定しなさ加減が、程よいグラデーションになっているんですよね。
「トイカメラ効果」なんていうのも、今のクリアになりすぎた映像にレトロ感を持たせるための小技ですよね。
現実はCGと違って、様々な影や粒子がいたる所に転がっていて、そんな些細な違いに、人は無意識に感情を揺さぶられてるんじゃないか、そんな風に思ってます。
今回のエフェクトはゲーム画像を「液晶画面」に近づけるために入れました。
小さな点をタイリングで1枚、枠の画像を1枚の計2枚を前面に表示するだけのお手軽なものですが、ちょっと汚れ感のような、使いまくって擦り切れたゲーム機のような温かみを感じる、そんな風に思っていただけると嬉しいです。
(すっきり画像の方がいいのに! という人もいると思います。そこは好みも分かれますよね…)
液晶画面に近づけても、液晶は同じ場所に絵を重ねられないから! という液晶の技術仕様的な部分はスルーしています。
製作方針として、こんなことを考えています。
・殴り合いは一緒だけど、別のゲームにしたい
・当時の技術を再現したいわけではなく、雰囲気のおすそ分けをしたい
ちょっと飾り付けの少ないゲームですが、プレイして「昔こんなのがあったんだ」と今の人が知るキッカケになると嬉しいなぁと思います。
タイトルもつけようと思っていて、今は CorreCt is justiCe(CCC) という仮名です。
ピンとこないので、後々変えようと思っています…どんな名前がいいかな…。