こちらの続きになります。
同じ絵を使って、違うゲームを思いつく
回転はやめよう。でも、この図形はなんとかして使おう。
最初の図と、最後の図の変化を答えさせる
この大前提は変わらないと思うので、そこに至る経過の部分を、ああでもない、こうでもないと考えます。
こんな問題を思いつきました。
ケーキを1つとって、7つになる。
7つになった時、ケーキはどういう形になっているか。
他の問題にはない独自性もあるので、よさそうだなと思いました。
わかりにくい部分の補完
1切れになっているケーキの部分が見た目にわかり辛いので、存在しない部分もうっすら表示することにしました。
多言語化を考えた表現
別の出し方も考えました(こちらが最初でした)。
文字で問題を表現したパターンですね。
悪くはないのですが、英語圏と共通にしたかったため、この案はやめました。
図と文字を混在させる UI は考えるのが楽ですが、多言語化で必ず面倒になるため、私は避けるようにしています。
このアプリは日本語だけでいい! と割り切るならアリ
難易度の設定
どの種類の問題もレベル1が 5 問、レベル2と3が 10 問となっています。
レベルが上がるほどゲームスピードが速くなる(=難しくなる)のですが、差がスピードだけだと難易度が上昇したように感じないので、問題自体の難しさも変えるようにしています。
この調整のお陰で、問題を作成する難しさも、手間も確実に増える…
レベル1 はとにかく簡単にすればいいので悩まないのですが、レベル3 が悩みますね。
レベル1
引き算のみ。引き算はホールケーキ(8つ)から引くようにしました。
そうしないと難易度も厳しく、また、足し算と引き算を瞬間的に判断するのが難しかったためです。
レベル2
引き算と足し算。引き算は2つ引くように。
レベル3
引き算と足し算で、難易度が上がります。
慣れればそれほどでもありませんが、パッと見は「え??」ってなるはず。
調整中に変更して、やめた施策
足し算と引き算の区別はつきやすくしたほうがいいのでは? と思い、+(プラス)はヌキの記号にした事もあります。
確かに区別はつくようになりましたが…プレイヤー目線で「なんでヌキ?」という疑問が消えませんでした。
それよりも引き算の場合は必ずホールケーキ(8つ)から引く、とした方が理にかなっていて、(足し算と引き算の)見わけも尽くし、かつ引き算と足し算の難易度の差別化もできる…と利点だらけ。
足し算の方が難易度高く感じるのはワザと、というわけです。
引き算は左辺が必ず8なので、簡単です。
難易度調整で、種類の区別をつけるというやり方、個人的には上手くやれたかなと思います。
おわりに
ゲームってアイデアを頭の中で「考えているだけ」の時は超絶面白い! って思っちゃったりすることもあるんですが、いざ形にしていくと、
- 考えていないパターンが(山ほど)あった
- 細かい部分を詰めきれていない
- 想定外のパターンもきちんと整理し、矛盾がないようにする
とまぁ…気が付いたらずいぶんとスケールの小さなものが完成している事も多いです。
超絶面白くないと感じた時のショック…
それでも、落としどころを見つけて、自由に作っていくことは大事だと思います!
諦めずに、自分が納得できるまで作りこんでいきましょう!