FTP ソフト (Filezilla) は Web 上のファイルを管理するツール
レンタルサーバー上にも、自分のPCやノートブックのようにファイルが存在します。
ここでは Filezilla という FTP ソフトの使い方を学んでいきましょう。
そもそもファイルってなんだ? という方には記事の最後に補足を書いてみました。
Filezilla のインストール
こちらをダウンロード、インストールしてください。
次に自分のレンタルサーバーの FTP 情報を確認します。
レンタルサーバーの FTP 情報を確認する
レンタルサーバーの情報で最低必要なのは次の3つです。
レンタルサーバーによってはこれに加えて 動作条件 がかかれている場合があります。
これも Filezilla で設定します。例えば次のようなものです。
・ポートを○○にしてください
・プロトコルをSFTPにしてください
・転送モードをパッシブにしてください
Filezilla を設定する
左上、緑色のボタンを押すか、「ファイル」>「サイトマネージャ」を選択します。
新しいサイト で新規作成し、レンタルサーバーの3つの情報をここに定義します。
また、レンタルサーバーの条件があった場合、緑枠の部分でその項目を探し、設定してください。
全てを定義し終わったら 接続(C) を押してください。
上手くいけば、このように正しく接続されます。
オレンジと緑のエリア、それぞれにファイルをドラッグすることができます。
左から右 ... 自分のPCからレンタルサーバーに アップロード
右から左 ... レンタルサーバーから自分のPCに ダウンロード
初めてアクセスした場合
以下のような画面が表示された場合、信用にチェックを入れて、OKします。
エラーになった場合
8割方、3つの情報の入れ間違いです。もう1度、見直してみましょう。
残りはレンタルサーバーの「条件」を設定していなかったり、自分の家のルーターやセキュリティ対策ツールでブロック(FTP 接続ポートを塞ぐ等)などが挙げられます。
これらの諸条件や、その解決方法はとても深く難しく、色々なものが絡みあっているので、エキスパートと言えど答えをスパッと言い当てられないのがほとんどです。
(そのため「管理者に問い合わせてください」という、ある種逃げ文言があるのかもしれませんね…)
そこで諦めず、自分なりの答えを出す事も、大変ですが時には必要です。頑張ってください!
番外編:ファイルとは
多くの OS はこの ファイル というものを「難しい、なるべく見せない方がいい」という考えの元、ユーザーに意識させないように、情報を隠蔽していきました。
Windows エクスプローラーでも、このように表示が異なるモードがあります。
↓
上の方が「なるべく見せなくした状態」、下は「ファイルが持つ情報を細かく出した状態」です。
何も知らない人であれば、上の方が拒否反応が少なく済むのではないでしょうか。
WordPress も表面的には ファイル を意識せず使えるようにデザインされています。
ただ、これはあくまで「表面的」であって、少し気の利いた事をやろうとすると、結局は知らずに通れない部分。
反面、ここを理解するようになると WordPress で出来る事がだいぶ広がると思います。